ヤトカの浅煎りブレンド。

浅煎りブレンドを作ろうかな、と考え始めたのは2019年の年末辺りからだったような気がします。

名前に「玖珠」を使いたくて色々調べ始めると、「玖珠郡」で驚いたことが。

(ちなみに玖珠郡は玖珠町と九重町を指します)


玖珠郡史の郡名の由来によると、、、

玖珠の字 宇延喜式には球珠とし 拾芥抄には救珠とす 和名鈔には球珠即ち久須郡とし~】と記載されていました。

・延喜式(宇延喜式も指すのかな?)は平安時代中期に編纂された格式(律令の施行細則)で、三代格式の一つとのこと。

・拾芥抄は中世日本にて出された類書(百科事典)

・和名鈔(和名類聚抄)は平安時代に中期に作られた辞書


球珠、救珠、玖珠。

どうしてこの漢字なのだろう?と気になり、象形文字を調べました。


左の王は「3つの玉を縦のひもで貫きとおした」象形。

右の求は「さき開いた毛皮」象形。

「求める」の意味は、ここでは、「1点を中心に集まる」の意味から1点を中心に

まるくなっている「美玉」を意味する「球」という漢字が成り立ちましたとのこと。


左の求は「裂き開いた毛皮」の象形の意味だが、ここでは「分散していたものを集める」の意味。

右は「ボクッという音を表す擬声語・右手の象形(手でボクッとうつ)」の意味から、無秩序に分散しようとするものに歯止めをかけておさめ、「すくう」「たすける」を意味する「救」という漢字が成り立ちましたとのこと。


左の王は「3つの美しい玉を縦にひもで通した」象形。

の象形と比べ、「美しい」という文字が追加され「貫く」は削除されています。

右の久は「病気で横たわる人の背後から灸を据える」象形。

灸、時間が長い、久しいの意味から「長い時間をかけてできた玉のような黒い石」を意味する「玖」という漢字が成り立ちましたとのこと。


最後、

左の王は「3つの玉を縦のひもで貫きとおした」象形。

右の朱は「木の中心に一線引いた」象形。

木の切り口のしんが美しい赤の意味から「美しい玉」「真珠」を意味する「珠」という漢字が成り立ちましたとのこと。


調べて感じたことは、玖珠郡は「太陽」を表しているみたいだな、と感じました。

「3」という数字にも繋がりを感じ、3つの美しい玉は「太陽、月、地球」を表してたりするのかしら!

長い時間をかけてできた玉のような黒い石、それは太陽黒点みたい!

そしてそれは、一人一人の光が小さくとも燦燦としている様子を表す=個性が輝く地、、、と、ワクワクが止まらなくなっていきました。笑


ということで、新しいブレンドの名前は「サンクスブレンド」と命名!

「Sun kusu」太陽の様に光り輝く地、水が豊富で美味しい地、感謝。


サンクスブレンドはジューシーに仕上がりました。

ご賞味くださいませ。

2020年7月18日(土)より販売致します。


0コメント

  • 1000 / 1000